Maison Zoeller Pinot Gris
メゾン・ゾエラー ピノ・グリ 

メゾン・ゾエラーの位置するヴォルクスハイムは観光地からは離れた場所にあり、ブドウ畑と川に挟まれた小さなワイン産地の穏やかな魅力を保っています。

当初はキルヒハイムの王領地であったこの地域は、742年の憲章に登場して以来、サンゴルゴン修道院(1188年)、ストラスブールのドミニコ会(1297年)、ヌーブール修道院(1320年)、ストラスブールのサン・トーマス支部(1330年)と、宗教財団への寄付という形で徐々に分割されていきました。後にナポレオンは、ヴォルクスハイムのリースリングについて「私のお気に入りのワインだ」と語っています。1889年の王宮(現在のストラスブール・ライン宮殿)の落成式では、カイザー・ウィルヘルム2世はヴォルクスハイムのアルテンベルクのワインだけをサーブさせたと言われています。

メゾン・ゾエラーは家族経営のワイナリーで、10世代以上にわたってワインの伝統が受け継がれており、17世紀のワインプレス(もちろん今は使われていません)を見てもわかるようにその伝統は今日にも引き継がれています。所有する10ヘクタールのブドウ畑では、伝統的な知識と近代的な方法を組み合わせることで優れたワインを生産すると同時に、衛生的な規則や環境にも配慮しています。最大限の品質とブドウの整合性を維持するために、すべてのブドウは手で収穫、さらには有機農法を実践しています。ワインの品質はセラーで向上させることはできず、正確で清潔な作業によってのみ維持することができると信じています。また、95%がブドウの本質的な品質によるものです。ワイナリーとしての役割は、ワイン醸造の全工程において瓶詰めまでこの品質を維持することです。2019年からは全体がバイオダイナミック認証DEMETERを取得しています。

淡い黄金色。熟したストーンフルーツとスパイシーなノートを持ち、焦点の定まったエレガントな香り。繊細でありながら芳醇な口当たり、繊細なスパイス、ピュアな感覚で、長く焦点の合ったフラグランスを伴った辛口のフィニッシュ。鶏肉や白身肉、コンテなどのチーズと好相性。

100% ピノ・グリ。ステンレスタンクにて発酵、その後、澱と共に10ヶ月間熟成。

【白 / 750ml / 辛口】
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